2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

株式投資の未来 第5章 バブルの罠

[個人的な要約] バリュエーションはいつも重要であり、買った銘柄に惚れ込んではいけない。投資家は常に客観的になる必要がある。投機熱が高まると、事業内容の知名度が低い銘柄が時価総額が大きく膨らむ場合もあり、成長しているからと3桁PERでさえ購入し…

株式投資の未来 第4章 成長すなわちリターンにあらず

[個人的な要約] これまでの章で繰り返し主張されたように、企業の時価総額の推移と、投資家が手にするリターンの推移は反比例する。とくに新興企業は、実質的にどのセクターでも投資家に過大評価されており、新規採用銘柄がセクターのシェアを膨らまさせると…

株式投資の未来 第三章 時に裏打ちされた価値

[個人的な要約] S&P500の当初採用銘柄の中で際立ったリターンをもたらした銘柄は消費者ブランドを持つ生活必需品メーカーと大手の製薬会社。前者は米国内はもとより世界中の市場で強力なブランドを育てることに成功している。その結果、競合他社に比べ価格帯…

株式投資の未来 第二章 創造的な破壊か、創造の破壊か

[個人的な要約] 長期投資家の立場から見て、リターンの最大の源泉となるのは配当。新興企業が過大評価されるのは世の常。その株式に対価を支払いすぎるなら、まともなリターンは期待できない。株価が高くなれば、配当利回りが低くなり、配当利回りが低くなれ…

株式投資の未来 第一章 成長の罠

[個人的な要約] 投資家のリターンを決定するものはバリュエーション。株価上昇率が優秀でも、株価が過大評価されていると、のちに急落して運用成績が悪化する。一方でオールドエコノミーに属する製造業は斜陽産業の一員として残り続け、流行りの銘柄や新興株…